要介護になった親の面倒を見る、言葉にするのは簡単ですが実態は非常に大変です。同居あるいは近所に住んでいるケースでも思うようにいかないのに、まして遠隔地に居住している場合は、介護疲れしてしまうことも多いでしょう。
遠距離介護の三大負担は①肉体的負担、②精神的負担、③経済的負担ですが、①と②は第三者が口を挟みにくい話ですが、③については別。実際のところ経済的負担を軽くする手段は幾つかあります。
そのうちの1つが介護帰省割引。介護のための移動で飛行機を利用している場合は是非とも利用したい制度です。
当たり前の話ですが、母親なりが要介護認定を受けていることが条件(要支援でもOKです)。あまりにも血縁関係が薄い場合は対象外ですが、親子間ならもちろん大丈夫です。
事前に専用パスを作成しなければならなかったりと一定の手間はかかりますが、すぐにモトは取れます。それでいてマイレージは普通に貯まるのも嬉しいですね。
なお今のところ新幹線では同様の制度はないようです。(JR東海の場合、身体障がい者とその介護者2名で乗客する場合、一定の割引があります。)
経済的負担が軽くなると、肉体・精神両面での負担も軽くなりやすいので、たとえ月に1度くらいの利用であっても、ひと手間かけてみてください。